2022.11.14 2024.05.24 更新
内装工事

ハイパーテーションで快適な空間作り!選び方から設置・その後はどうする?

ハイパーテーションで快適な空間作り!選び方から設置・その後はどうする?

ハイパーテーションは、必ず工事が必要となるため「施工型パーテーション」とも呼ばれ、緩やかに空間を仕切るローパーテーションとは違い、床から天井までしっかり仕切り、新たな区画や部屋を作り出すことができます。 エントランスや遮音性の高いスペースを構築することができるので、利用者の満足度は高くなっております。 この記事では、ハイパーテーションの選び方から実際に設置するまでの行程と、その後の対応まで全てご案内しておりますので、是非最後までご覧ください。

 

 

【ハイパーテーションと造作壁の違い】

オフィスで部屋を増設する際によく挙げられるのが、造作壁とハイパーテーションです。

どちらも利用するシーンや目的ごとに向き不向きがあるため、デザインだけではなくそれぞれの特徴を比較して検討しましょう。

造作壁とは

軽量鉄骨の骨組みに石膏ボードを貼り付け、表面材で仕上げる後付けの壁です。

複数の工事・工程を必要とし、納期が長く、レイアウトを変更する際には設置した壁を取り壊さなくてはいけません。レイアウト変更に関しては汎用性高くないですが、非常に自由な設計が可能でデザインも豊富かつ遮音性も優れているというメリットがあります

ハイパーテーションとは

ハイパーテーションは、天井から床までを柱で繋ぎ、パネルを合わせることで新たな空間を仕切ることができます。

ほとんどがフレームとパネルで構成されるため曲線を作ることができず、デザイン性は造作壁に及びませんが、複数の工程が必要な造作壁に対し、解体・再施工が可能なのが特徴です。

 

複雑な設計を施したいなどの希望がない限り、人員の増減などでレイアウト変更する可能性の高いオフィス内の仕切りでは、設置・撤去が比較的簡単なハイパーテーションが好まれます。

デザイン性では造作壁には劣りますが、ハイパーテーションにも豊富なラインナップが存在し、オフィスの空間を演出することにも長けております。

【ハイパーテーションの種類】

パーテーションには主に2種類のフレームと2パターンの欄間があり、それぞれを組み合わせることで用途に沿った使い方ができます。

フレームと欄間をそれぞれ分けて以下で解説します。

2種類のフレーム

フレームとは、パーテーションの骨組みに用いられる部位で、素材は大きく分けて「アルミ」と「スチール」の2種類があります。

・アルミパーテーション

軽量で扱いやすく納期が短くコスト面でも優秀なため、機密性を重要としないミーティングコーナーや休憩スペースなどの空間を仕切るのに最適です。

豊富なカラーバリエーションがあり、ライトな空間を演出することができます。

・スチールパーテーション

スチールパーテーションには石膏ボードが内蔵されているため、強度が高く遮音性に優れています。

「グラスウール」と呼ばれる吸音・断熱材を用いることで性能を更に高めることも。

重量があるため、運搬・設置にコストがかさみますが、会議室や役員室などの気密性を保つだけでなく、高級感のあるデザインのためエントランスにも頻繁に用いられています。

欄間って何?

欄間とは、ハイパーテーションの天井側上部にある開口部のことを指し、欄間を開けて施工する「欄間オープン」と、欄間を閉じて施工する「欄間クローズ」の2パターンがあります。

・欄間オープン

パーテーション上部に欄間を空けることで、天井付近に空気が通るスペースを確保することができます。

そのため、それぞれの空間に空調設備を設置する必要がなくなるだけではなく、消防署への届け出や消防設備の増設が不要になる可能性もあり、面倒な手続きをなくしコストを抑えることができます。

・欄間クローズ

パーテーションで仕切られたそれぞれの空間を密閉することで遮音性を高め、オフィスセキュリティを確保し、情報の漏洩を抑えることができます。

欄間クローズで仕切られた空間は新しく設置した個室と見なされることがあるため、設置位置の制限や消防設備の増設が求められることがあります。

 

ハイパーテーションはニーズに沿った異なる組み合わせで設置することができるので、これらの特徴を加味し用途ごとの組み合わせを検討しましょう。

【ハイパーテーション設置の流れ】

ハイパーテーションの設置には工事が必要なため、業務に支障が出てしまう恐れがあります。

業務への支障を最小限に、または支障の出ないようスケジューリングするためにもパーテーション設置までの流れを紹介します。

①問い合わせ・・ハイパーテーション設置を検討したら、まずは業者にお問い合わせ

②ヒアリング・・レイアウト案がない場合でも、用途に合わせた提案をしているので安心です

③現地調査・・施工現場の下見で設備やサイズの確認

④見積り・・ご予算がある場合はご相談ください

⑤発注

⑥工事・・小規模であれば1日で工事完了

⑦引き渡し・・現場の清掃後に仕上がりを確認

一般的にパーテーション工事の工事期間は規模にもよりますが、半日から2日程度でお引き渡しでき、建物の規定範囲内であれば土日祝日や夜間の工事にも対応しています。

準備期間も含めると最短2週間で設置可能ですが、在庫状況でも左右されるため、希望の工事完了日がある場合はお早めにお問い合わせください。

賃貸オフィスでは、事前に許可を取らないまま工事してしまうと、後々のトラブルに発展しかねないので、お問い合わせ前にオーナーもしくは管理会社に確認した方が良いでしょう。

【ハイパーテーション設置後は?】

基本的にハイパーテーションは、一度設置すれば長期間そのまま利用し続けることができるため、特段何もなければそのまま使い続けれます。

しかし、パーテーションのレイアウト変更や撤去などを検討する際は、再度パーテーション工事を行う必要があります。

レイアウト変更と撤去では、工事内容と注意点が変わるため事前に確認しておきましょう。

 

・レイアウト変更

設置工事で取り付けたパーテーションを動かすことはできないと思われがちですが、オフィスのレイアウト変更でのパーテーションの増減設やパネルの変更などは、パーテーションの解体・移動・組み立て工事を実施することで可能になります。

使える部材は全て再利用し、足りない部材は新調、不要な部材は廃棄します。

また、パネルをアクリルへ変更したりドアに暗証キーを取り付けたり、部分的な仕様の変更もできます。

ここで注意しなくてはいけないのが、フレームの素材などの大掛かりな変更の場合です。

フレームの素材を入れ替えるとパネルも同時に入れ替える必要が出るため、全てを入れ替えて新設することになりかねません。

 

・撤去

オフィスのレイアウト変更や原状回復などでパーテーションの撤去が必要になった場合、解体工事と廃材処理をしなくてはなりません。

中にはオフィス移転の移転先で再利用できることもありますが、基本的には流用できないことが多いため、ほとんどは廃棄されます。

しかし、条件によっては移設することも可能なので、パーテーションの移設をご希望の際は先ずお問い合わせください。

 

その他にも、取り付けたドアや鍵の破損での修理・交換のみにも対応しているため、一部に不具合が出たとしても最小限のコストで復元することができます。

【ハイパーテーション設置で悩んだ時は・・・】

ハイパーテーションの設置は、オフィス壁の中でも比較的簡単に設置することができるとはいえ、工事を行うにあたってオーナーや管理会社の許可を取ったり、場合によっては空調設備や消防法なども関わってくるため、様々な面でトラブルに繋がることがあります。

弊社では豊富な専門知識と施工実績に基づきスムーズかつトラブルのないよう、レイアウトの相談からその後のアフターフォローまで全てをサポートしております。

パーテーションの設置をご検討の際は、一度お問い合わせくださいませ。

 

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