2023.02.25 2024.10.17 更新
内装工事

床下配線でスマートなオフィスへ大変身!概要と相場を解説!

床下配線でスマートなオフィスへ大変身!概要と相場を解説!

オフィスには、いたるところに多種多様な配線が張り巡らされており、その全てが大事な設備に繋がっていて、オフィスの血液として作用しています。 オフィスの配線がむき出しでごちゃごちゃしていると、オフィス全体の景観を損ねるだけでなく、事故に繋がる可能性も高くなってしまうため、配線について悩まれる方は多いでしょう。 しかし、いざ配線の整理をしようと、自社で整理しても見栄えが悪かったり、誤って互換性のない製品を用意してしまったり、なかなか上手くいかずに諦めてはいませんか? ここでは、配線の多いオフィスだからこそオススメしたい、床下配線の概要と相場についてご案内しています。 安全で快適なオフィスづくりの参考に、是非最後までご覧ください。

 

 

【床下配線とは・・・?】

床下配線とは、その名の通り配線を床下に納めることを指し、本来の床の上にパネルを敷くことで、床とパネルの間に出来た空間に配線を収納することができます。

”OAフロア”または”フリーアクセスフロア”や”二重床”と呼ばれることもあり、多くの配線が行き交うオフィスの社内環境を充実させるのに非常に高い効果を発揮します。

具体的にどのような効果があるのか?また、反対に弱みはあるのか?
床下配線にすることで見えてくるメリットとデメリットを次にご紹介します。

【床下配線にすると発生するメリットとデメリット】

本来、あちこちに張り巡らされている配線を床下に収納することで、様々なメリットが生じる一方、床下配線にも若干のデメリットが発生します。

《メリット》

・安全性が向上する
床下配線にするメリットとして、一番に挙げられるのが『オフィスの安全性』です。
むき出しの配線では接触しやすく、怪我や設備の破損だけではなく、電源が落ちたことが原因で大事なデータを消失するなど、トラブルの芽を予め摘み取ることができます。
身体とセキュリティのどちらの面からみても、床下配線はオフィスの安全性への貢献度は高くなっております。

・清掃しやすく、見栄えが良い
基本的に配線が混雑するのは、従業員の往来の激しい執務スペースで、最も人目に付きやすいエリアのひとつになります。
綺麗に整頓された環境は、そこで働く従業員のモチベーションに直結するだけではなく、来訪者から好印象を抱かれやすいというメリットがあります。

・小規模のレイアウト変更が容易
配線を全て床下に収納しているため、小さなレイアウト変更が容易にできます。
頻繁なレイアウト変更や席移動があるオフィスであれば、床下配線にすることのメリットは大きいでしょう。

《デメリット》

・空間が少し狭くなる
床下に配線を収納するスペースを確保するため、床の高さが底上げされ、空間が少し狭くなります。
本来の天井の高さが十分確保されていれば特に問題はありませんが、天井が低いオフィスだと圧迫感が生じる可能性があります。

・大規模なレイアウト変更に手前がかかる
大規模なレイアウト変更で床下配線の経路と異なるエリアに配線を通したい場合は、レイアウト変更作業だけではなく、配線の位置を調整しなくてはなりません。
むき出しになっている配線とは違い、床下に収納している配線は、一度床を剥がして調整しなくてはいけないので、場合によっては大きな手間になる恐れがあります。

・工事が必要
元々のオフィスが二重床構造になっていなかった場合、床下に配線を収納出来るスペースを設けるための工事が必要になります。
メリットの多い床下配線ですが、一定の初期費用を投資する必要があるため、費用に見合っただけの効果が見られるのか検討する必要があります。

 

床下配線にすることで、安全面やセキュリティ面も向上し、フロアを美しく仕上げることができます。
しかし、コストなどのデメリットが存在するのも事実です。
どちらも考慮した上で、働きやすいオフィスを目指しましょう。
ここまで床下配線の概要を解説しましたが、次項では、気になる費用の相場を解説していきます。

【床下配線工事の申し込みから引き渡しまで】

床下配線工事の内訳を把握することで、正しい見積書の比較が可能となり、追加請求のリスクの予防に繋がります。施工費用の内訳は〈材料費〉と〈工事費〉に分けられ、各項目の詳細は以下の通りです。

〈材料費〉
・OAフロア本体
・表層材
・スロープ・框など

〈工事費〉
・取付工事費
・工事部材費
・運搬搬入費
・諸経費

OAフロアの本体には、大きく分けて「置敷タイプ」と「レベル(高さ)調整タイプ」の2種類あり、どちらを施工するかによって費用感は大きく変わってきます。

「置敷タイプ」は1㎡あたり、4,000円〜(本体・工事・諸費用含む)
「レベル(高さ)調整タイプ」は1㎡あたり、8,000円〜(本体・工事・諸費用含む)

床下配線構造にする際にかかる実際の費用は、施工業者・現場面積・材料費等の影響で変動するため、上記で紹介した価格は、あくまで目安としてお考えください。

OAフロアについて詳しく知りたい方は、下記の記事でご紹介しております。
→OAフロアってなに?配線を収納してスッキリしたオフィスへ!

【床下配線工事の注意点】

実際に床下配線を導入をしようと思ったら、考慮しなくてはいけないポイントがあります。

スムーズな施工や有効的に活用し続けるためには以下の4点を事前に確認しましょう。

1.床材に相性の良し悪しがある

配線を床下に通すため、床の表層に敷く床材の相性の良し悪しがあり、最も相性がいいのが「タイルカーペット」です。
タイルカーペットはその名の通り、タイル状に細かく区切られたカーペットを繋ぎ合わせて敷き詰める床材で、再配線や清掃などの面での利便性が非常に高い床材です。

2.耐荷重は問題ないか

OAフロアを安全に使うためには、耐荷重に注意しなくてはなりません。
一般的にN(ニュートン)という単位で1㎡あたりの耐荷重を示し、1N=0.1㎏です。
置敷タイプのOAフロアの多くは、耐荷重2,000~3,000N(1㎡あたり200~300㎏)
レベル(高さ)調整タイプは、3,000〜5,000N(1㎡あたり300〜500㎏)になります。
あまり重量のある設備や什器がないエリアであれば、問題は発生しにくいですが、耐荷重をオーバーするおそれのある重量物を設置する際は、耐荷重の高いものを選択すると良いでしょう。

3.配線容量は適切に

オフィス内に通っている配線の容量次第では、配線が床下に収まりきらず、設置したOAフロアを有効に活用することができなくなってしまうため、想定される配線数に最適なOAフロア本体を選択することが大切です。

業務内容や利用者数を目安に、床下の高さを調整しましょう。

20人規模のオフィス・・・置敷の低床タイプ(高さ40㎜)
50人規模のオフィス・・・置敷の低床タイプ(高さ50㎜)
サーバールーム・・・・・レベル(高さ)調整タイプ

4.施工条件を確認しよう

床下配線工事をする前に現場の環境を確認しましょう。
オフィスビルによっては工事のルールを定めている場合もあるため、ビルの管理会社に施工条件を確認しておく必要があります。
また、天井の高さも確認が必要で、天井の高さ次第では、床下に空間を作るための支柱の高さを調整しなくてはいけません。

【床下配線でスマートなオフィスを目指そう!】

床下配線工事は、配線が複雑化しやすいオフィスには非常に適した構造であり、ごく小規模であれば、DIY工事が可能なケースもあります。
しかし、ある程度以上の規模の工事や、長く安全に使い続けるための適切な工事を施すのであれば、専門業者へ依頼する必要があり、コスト面が気になるでしょう。

当社では、まず正式な金額で比較検討してもらうために、無料で見積りをお出ししていますので、むき出しの配線が気になる方は、是非この機会にお問い合わせください。

 

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