近年、導入する企業が増えたことから注目されているリフレッシュルームですが、多くの方は単なる休憩室として認識しているのではないでしょうか。 本記事では、休憩室とはまた違う魅力を持つリフレッシュルームの概要と活用方法についてご案内しています。 働き方の見直しや、オフィスデザインのご参考に是非、ご一読ください。
リフレッシュルームとは、従業員がリフレッシュするための多目的スペースを指し、休憩室とは異なり必要に応じる形で様々な設備が備えられているため、多目的な活用が出来るのが特徴です。
本来は、従業員の満足度を高めるのを目的に少しでもストレスを軽減できる場として、多くの企業でリフレッシュルームが導入されましたが、その活用方法は心身のリフレッシュに留まらず、副次的な役割と効果をもたらすことから更なる注目を集めるようになりました。
リフレッシュルームに期待できる役割は大きく分けて3つあります。
リフレッシュルームは、休憩室に限定された利用目的だけではなく、昼食や作業をするなどして自由に過ごすことができるのがポイントです。
Wi-Fi環境はもちろん、打ち合わせで使用できるホワイトボードや食事をするための電子レンジなどを設置している企業が多く、多目的に利用できるからこそ、それぞれに適した過ごし方で気分をリフレッシュできるのが大きな魅力となります。
在宅ワークの増加や会議回数の減少など、会議室を利用する機会が少なくなった企業では特に手軽なスペースの需要が高まっています。
複数人が落ち着いて会話できる環境が整っているリフレッシュルームでは、ちょっとした会議や打ち合わせ、面談を行うのに最適です。
面接の場として利用することで、より会社の雰囲気を伝えることができ、自社の魅力のアピールにも繋がります。
部署や役職に関係なく多くの人々が集まるスペースは社内コミュニケーションの促進と情報共有できる場としては最も理想的で、リフレッシュルームもこれに当てはまります。
インフォーマルコミュニケーションの場の代表例のひとつとして紹介されることも多く、企業を活性化させるためのひとつの鍵となり得ます。
個々のパフォーマンスや企業の質を上げるのに有効な手段のひとつとして「インフォーマルコミュニケーション」が挙げられます。
インフォーマルコミュニケーションとは、非公式の場における偶発的なコミュニケーションを指し、その場に居合わせたランダムなメンバーで行われます。
一昔前までは、喫煙所や飲み会の席で行われる「タバコミュニケーション」や「飲ミュニケーション」が代表的なインフォーマルコミュニケーションとして広く親しまれてきました。
しかし、働き方の多様化が進みコンプライアンスが見直された現代では、意図してコミュニケーションの場を設けなければインフォーマルコミュニケーションが生まれる機会が少なく、コミュニケーション不足に起因する問題が多く発生します。
不特定多数の利用者が集まるこれらの課題に対して有効に作用するとしてリフレッシュルームの役割と効果が期待されています。
リフレッシュルームをただの休憩スペースから生産性の高い多目的エリアへ昇華させるためのポイントはいくつかあります。
中でも特に重要な3つのポイントを紹介します。
リフレッシュルームの効果を最大限に発揮するためには、利用率を高く保つ必要があります。
せっかくリフレッシュルームを導入しても利用者が少なくては効果がありません。
利用率を上げるための工夫はいくつかありますが、最も重要なのはリフレッシュルームが隔離されないようにすることです。
例えば、オフィスの中心やメイン通路脇など、気軽に立ち寄れるエリアに設けることで人目に触れる機会が増え、利用率も上がると言えるでしょう。
リフレッシュルームを導入する際は、リラックス出来る空間かを意識して設計することが大切です。
リフレッシュルームを活用しようにも、いつも仕事をしている空間と同じ雰囲気だと気持ちを落ち着かせたり、気分を切り替えたりすることが難しくなります。
リフレッシュルームのデザインをオフィスと対照的な空間になるよう意識すると自然と気持ちを切り替えることができます。
リフレッシュルームは集中力の回復や創造力を高める効果があるため、作業できる環境を整えることで生産性を上げることができます。
そのため、パソコンの操作や作業がしやすい環境作りはリフレッシュルームの設計で重要なポイントになります。
ちょっとした隔離スペースや集中ブースなどを備えることで更に集中力のアップを狙うこともできます。
企業という様々な性質を持つ人々で成り立っている組織は、コミュニケーションを通じて、自らとは違った視点の情報が提供される可能性が高く、コミュニケーションによる情報共有やモチベーションの上昇、生産性・創造性の向上などの有益な効果を得られやすいです。
働き方改革によってもたらされる利点と引き換えに新たに発生する課題と向き合うためには、新しい時代を先駆ける我々がどう受け止め対策または適応するかが重要になります。
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