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美装工事って?ハウスクリーニングと何が違うの?詳しい内容まで一挙解説!

美装工事って?ハウスクリーニングと何が違うの?詳しい内容まで一挙解説!

建物の仕上げ作業として重要な役割を果たす「美装工事」。 具体的な内容や役割などについて、詳しく解説します。 美装工事って何?と疑問をお持ちの方のお役に立てますと幸いです。

【美装工事とは?】

美装工事とは、建築物の完成後やリフォーム後に行う清掃・仕上げ作業のことを指します。

工事の際に発生する建材の粉塵や汚れ、窓ガラスの曇り、床の接着剤跡などを徹底的に清掃し、建物全体を美しく仕上げます。

「美装」という言葉の通り、建物の美観を整えるのみでなく、利用者に快適な空間を提供する目的で行われます。

【美装工事とハウスクリーニングの違い】

美装工事とハウスクリーニングは混同されがちですが、目的や作業内容に違いがあります。

下記の比較表をご覧ください。

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つまり、美装工事は建物の完成度を高める「プロの仕上げ作業」、ハウスクリーニングは日常的な使用後の清掃が主な役割です。

【美装工事が必要な理由】

美装工事は必要な工事であり、理由は下記の3つになります。

 

・建物の完成度を向上させる

新築やリフォーム後の建物には、工事中に生じる汚れや粉塵が多く残っておりとてもきれいな状態とは言えません。

しっかりと美装工事を行うことで、建物が本来持つ美しさを引き出せます。

 

・利用者の満足度を高める

引き渡し時に建物が清潔で美しい状態にあることは、利用者や購入者の満足度に大きくかかわります。

 

・健康と安全の確保

粉塵や汚れが放置されると、アレルギーや健康被害の原因となることがあります。

美装工事で徹底的に清掃することで、快適で安全な環境を提供できます。

 

【美装工事で得られるメリット】

 

・美観の向上

ガラスや床が磨き上げられていると、建物全体が清潔で高品質に見えるようになります。

 

・資産価値の向上

特に商業施設やオフィスビルでは、見た目の美しさが建物の資産価値に直結します。

 

・トラブル防止

引き渡し後、「汚れが残っている」等のクレームを防ぐことができます。

 

・プロの技術で高品質な仕上がり

専門知識と技術を持った作業員が、細部まで丁寧に仕上げます。

 

 

次項では美装工事の内容についてご紹介していきます。

【美装工事の内容とは】

美装工事の作業内容は以下の通りです。

1.窓ガラスの清掃

工事中に付着した接着剤跡や汚れを取り除き、透明感を取り戻します。

 

2. 床や壁の仕上げ

タイルやフローリングを磨き、壁面に付着した汚れの拭き取りを行います。

カーペットが設置されている場合は、専用の機器で清掃します。

 

3.水回りの清掃

シンクやトイレ、浴室を徹底的に清掃し、衛生的な状態にします。

 

4.建材粉塵の除去

建設工事中に発生した木くずや粉塵を取り除き、空間全体を清潔に。

 

5. 細部の仕上げ

スイッチやコンセント周り、ドアノブなど、細かい部分まで清掃します。

 

【美装工事を手掛けるのには資格が必要?】

美装工事には特別な資格が必須ではありませんが、専門性を高めるために以下の資格を取得している作業員が多くいます。

・清掃作業監督者・・・清掃業務全般を管理・指導できる国家資格。

・建築物環境衛生管理技術者・・・建物内の衛生管理に関する専門資格。

高所作業車運転技能講習修了証・・・高所でのガラス清掃や外壁仕上げの際に必要。

職長・安全衛生責任者教育修了証・・・安全に作業を行うためのリーダー的役割を担うための資格。

 

【まとめ】

美装工事は、建物の完成時にその美観と清潔さを整えるための重要な作業です。

ハウスクリーニングとは異なり、建築工事後の「仕上げ」としての役割を担います。

美装工事を行うことで、建物の完成度が向上し、利用者の満足度も高まるでしょう。

また、プロの手による徹底した清掃が、資産価値の向上や健康的な環境づくりに繋がります。

必要な資格や知識を持った専門業者に依頼することで、建物を最高の状態で引き渡すことが可能です。

建築・リフォーム業界では欠かせない美装工事を、ぜひ正しい知識で活用しましょう。

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