2022.11.25 2024.01.24 更新
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机の寸法は「どこで」「なにを」するかで変わる!3辺ごとの特徴を解説!

机の寸法は「どこで」「なにを」するかで変わる!3辺ごとの特徴を解説!

書類の作成や整理・電話対応など日々の業務の中、大半の時間を机に向かって過ごす方は多いでしょう。 長時間の業務の中でサイズの合わない机を利用し続けると、作業がしづらいだけでなく、肩こりをはじめとする体調不良の原因にもなりかねません。 そのため、働き方や作業内容に合った机を選ぶことが非常に大事になってきます。 本記事では、寸法ごとの特徴と選び方を紹介しているので「オフィス内で机を揃えようとしている」または「自宅でのワーキングスペースを作りたい」とお悩みの方は、自身の作業内容に当てはめて必要なサイズ感を検討してみてください。

 

 

【机の寸法とは・・・?】

机の寸法は「幅:奥行:高さ」の3辺を「W:D:H」と表します。

W=幅を示す「wide」 D=奥行を示す「depth」 H=高さを示す「height」

単位は㎜(ミリメートル)が一般的で、例として「W1000」と表しているものは幅が1メートルということになります。

多様なサイズ展開の中で、JIS(日本産業規格)やJOIFA(日本オフィス家具協会)が机の標準サイズを定めており、現在では3辺の標準を「W1200:D700:H700〜720」と設定しています。

寸法ごとの使用イメージがつかない方は、標準サイズを基準に自分に合った大きさを検討すると良いでしょう。

【机の寸法ごとの特徴】

ワーキングスペースを構成する家具・什器には、机・椅子・キャビネットなど様々なものがありますが、中でも”机”は作業の快適さや効率に大きく影響します。

また、スペースが限られる空間に置く場合は動線も考慮しなくてはならないため、作業に十分なサイズで最もコンパクトなものを選ぶと良いでしょう。

幅:W(wide)

机の幅は大きく分けると4通りあり、資料や機器・文具の使用頻度によって必要なスペースが異なります。

・幅100㎝以内(~W1000)

コンパクトなサイズ感で、資料を置いたりするには物足りないですが、外回り中心でデスク作業の多くをノートパソコンなどコンパクトな機器を使用している方に最適です。

・幅120㎝(W1200)

最も一般的なサイズで、デスクトップパソコンと電話機を置きつつ、書類を広げての作業もできます。

・幅140㎝(W1400)

通常よりやや大きめな机で、図面を引いたり資料を並べたり、両サイドに袖机を置きたりなど、スペースを必要とする業務に向いております。

・幅150㎝以上(W1500~)

非常に大きめのサイズ感で、役員クラスが使用することが多く、複数のモニターを並べて作業する業務にも最適です。

奥行:D(depth)

机の奥行きは大きくわけて3通りあり、パソコンのサイズや卓上収納の有無に応じて使い分けることができます。

・奥行60㎝(D600)

小型のパソコンを使用する場合は、奥行きが浅いデスクでワーキングスペースにゆとりを持たせることができます。

・奥行70㎝(D700)

標準的な奥行で、大型のパソコンを使用しつつ書類を並べることができます。

・奥行80㎝以上(D800~)

非常にゆとりをもって作業することができ、卓上収納などを必要とする際は奥行80㎝以上あると良いでしょう。

高さ:H(height)

机の高さ基準は2通りあり、身長に合わせて選択すると良いでしょう。

座った際に肘が90度以上の角度を保てる高さだと身体への負担を軽減することができます。

・高さ70㎝(H700)

もっともメジャーで、1971年に当時の日本人の平均身長に合わせてJISが定めた高さ。

・高さ72㎝(H720)

年々高くなる平均身長に合わせて、JOIFAが改めて定めた机の高さ。

日本で働く外国人や車椅子でも使いやすく、引き出しも設置できたりと近年では優遇される傾向にあります。

ここまで紹介した基準以外にも、作業効率アップと身体への負担軽減のために抑えたい点もあり、次項で紹介するその他のポイントもご参考ください。

【机の寸法以外で抑えたいポイント】

机の寸法以外で抑えたいポイントは2点あります。

  • 椅子とのバランス
  • ディスプレイとのバランス

机と椅子の高さが合わなかったり、ディスプレイとの距離が適切でなかったり、自身に合わない机を利用する状態が続くと、気付かないうちに身体への負担が蓄積され、身体に不調が現れてしまいます。

そのため、机の寸法を決める際には、これら2点のバランスを意識して検討しましょう。

椅子とのバランス

・足裏全体を床に接する

・キーボードに手を置いた際に肘を90度以上の角度を保つ

ディスプレイとのバランス

・視線が下に向くようにディスプレイは目線より下に設置する

・ディスプレイとの距離を40~50㎝以上取り、ディスプレイ後方が壁面の場合は壁とディスプレイの間を20㎝離す。

※その他で注意したいポイント

せっかく理想の机が見つかったのに、設置したい場所に入らない・・・なんて事もあるため、机の寸法を選ぶ際は同時に搬入口のサイズや分解組み立ての必要性も考慮することで設置の際に起こるトラブルを回避することができます。

【机の寸法で迷ったら・・・】

近年では、リモートワークが増えたことにより、オフィスのみならず自宅でも机の需要が増えつつあります。

共有で使用するオフィスの机と、個人で使用する机とでは選び方も変わってくることでしょう。

また、机は什器・家具の中でも比較的に存在感があるもので、レイアウトへも大きく影響を与えるため、使用者だけではなく設置空間にもマッチするよう検討することが大切です。

当社では、使用感だけではなく動線や周囲とのバランスも視野に入れた什器・家具探しをお手伝いしております。

理想の机が中々見つからない方は、是非お問い合わせください。

 

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