「サイン」と聞くと、書類に記名する「サイン」を思い浮かべがちですが、オフィスや店舗における『サイン』とは、看板や表札を意味し、建物や施設を利用する人に向けた案内板を指します。 これら案内板の取り付け工事をサイン工事と呼び、デザインの幅が広いことから案内や誘導だけではなく、企業のブランディング戦略にも活用できます。 本記事では、オフィスにある代表的なサインの概要をはじめ、デザインから取り付けまでをご案内しています。 今後、オフィスのリニューアルやお引越しを予定している方は、是非ご参考ください。
サイン工事とは、簡単に言うと「看板を作ったり、設置したりする工事」のことです。
いたるところに設置されていて、建物や施設などに訪れた人々がわかりやすく利用できるように案内することを目的として取り付けられます。
そのサイン工事の中でも、企業の顔として入口やエントランスに取り付けられる「名称サイン」と呼ばれるものは、企業の存在をアピールするための重要なファクターであり、掲げているだけで24時間365日営業をしてくれる企業の象徴です。
名称サインの他にも様々な種類のサインがありますが、それら全ては主に不特定多数の方に向けて表示するため、デザイン性が重要視されることが多く、ガラスやアクリル、スチールといった様々な素材のデザインが用意されていて、非常に自由度の高い施工が可能です。
サインには、いくつもの種類があり〘名称・記名・案内・誘導・説明・注意・演出〙と大きく7種類に分けられます。
社名、ロゴなど
社名や店名などの名称を表すサインです。
名称サインは、基本的にオフィスのエントランスや店舗の入り口に設置されるため、多くの方の目にとまり、企業や店舗の印象を左右する重要な「顔」ともいうべき部分です。
社名やロゴとして、エントランスや入口に設置するほか、専用のシールを窓ガラスに貼るウインドウサインなどもあり、屋外に向けたPR活動ができるのが特徴です。
室名、トイレ、非常口など
記名サインとは、施設内のエリアの名称を表示するためのサインです。
室名プレートを用いて「社長室」「会議室」「執務室」などの各部屋に設置されたり、ピクトグラムを用いてトイレや非常口を示したりもします。
フロア案内、階数案内、ビル案内、地図案内など
案内サインは、多くの人が利用する場所で地図などの情報を掲示し、必要な情報を伝えるために設置されます。
情報量が多くなりがちな集合施設などでは、ピクトグラムなどが活用されることもあり、豊富なデザインプレートからデザインを選択して作成できるため、デザインに悩むことなく様々な場所で活用できます。
トイレの誘導、駅の誘導、駐車場の誘導など
矢印などで目的地への誘導を行うためのサインです。
通路の分岐点などに設置して、目的地までの距離や方向を指し示します。
使用方法の説明、地域情報の説明など
説明サインは、施設の説明や利用案内に使われるサインです。
例えば、駐車場の利用案内や観光地の城跡の由来などを説明したものがあります。
交通看板、禁止事項、注意喚起など
規制サインや警告サインとも呼ばれ、特定の規則や注意喚起を行いたい場面で掲示されるサインです。
斜線やバツマークなどがデザインとして使われることが多く、観光名所などの多くの人が行き交うエリアでは多言語での表示が推奨されます。
注目を集めて企業や店舗の宣伝を目的とし、建物の側面や屋根の上などに印象的な装飾を施したものを指します。
大きな立体的なキャラクターを設置することが多く、認知度を高め企業のブランディングのための演出に効果的です。
先述で紹介したように、サインには様々な種類のものがありますが、中でも最も宣伝や集客効果が高いものが、不特定多数に向けて屋外に掲げられがちな、名称と演出サインです。
通常、宣伝や集客活動を行う場合、以下のようにいくつかの選択肢があり、効果は様々です。
■メディアを活用する
宣伝・集客効果が高く、効果を実感しやすいですが、膨大なコストを必要とするため、体力のある企業向けのサービスになります。
■コンテンツやSNSを活用する
利用するプラットフォームにもよりますが、有効な広告効果を維持するためには頻繁な更新を必要とします。
ターゲット層を絞りやすいのが特徴で、更新ペースを安定的に保てる場合は非常に有効になります。
■パンフレットやチラシの配布
比較的低コストで、頻繁な更新も必要なく活用しやすいですが、紙という媒体の特性から広告効果を持続させづらいため、長期的な宣伝や集客には向いていません。
代表的な宣伝方法として以上の3つが頻繁に挙げられ、それぞれ向き不向きと特徴があります。
一方、サインによる広告効果の特徴は以下のようになります。
◆コストパフォーマンスに優れている
宣伝範囲は限定的ですが、一度設置すれば、撤去するまで長期的に不特定多数の方に向けて、情報を提供し続けることができます。
1人あたりへの宣伝費用や労力が最も低く、コストパフォーマンスに優れており、24時間365日と常にビジネスの宣伝を行ってくれるパッシブなマーケティングツールの一つとして多く採用されています。
設置するサインは、魅力的なデザインと適切な情報を伝えることを意識して作成することで、宣伝効果を最大限に引き出すことができます。
次に、サイン工事の流れを紹介しますので、サイン工事をご検討の際は次項のスケジュールを参考にご相談ください。
お問合せからお引き渡しまでのスケジュールは次の通りです。
Step1 お問合せ
サイン工事のご相談やお見積りは無料で対応しています。
ご質問やご要望はお気軽にお申し付けください。
Step2 お打ち合わせ(現地調査)
まずは現場にて、工事についての打ち合わせと施工現場の確認を同時に行います。
Step3 お見積り
お見積りを提示し、施工の流れや今後のスケジュールの確認を行います。
Step4 サイン工事の実施
お打ち合わせの内容をもとにサイン工事を実施します。
Step5 お引渡し
徹底した品質管理とアフターフォローで、満足度の高いサービスを提供します。
サイン工事の工期は、数量やサイズ・仕様によって様々ですが、簡単なものでデザインの確定からおおよそ2週間を目安に完成します。
そのため、サインの取り付け工事を検討された際は、希望の完成時期から1か月前までにはお問い合わせください。
弊社のサイン工事施工事例になります。
壁面を大判セラミックタイルで施工したオフィスエントランスです。
ボタニカルテイストなオフィスエントランスです。
グリーンウォールを使い、間接照明で仕上げたエントランスになります。
LEDサインと1枚ガラスで仕上げたエントランスです。
上記、弊社施工事例の一部になりますので、その他のサイン工事は下記からご覧いただけます。
⇒施工事例一覧
各所に設置されるサインは、利用者が使いやすくするため、わかりやすくデザインするのが好ましいです。
大きさや素材、表面の仕上げ、照明など非常に自由度の高いデザインを施すことができることから、どの位置にどのように設置するのか、または自社に合ったデザインは何かと迷いやすいでしょう。
同じような見た目のサインであっても、素材や取り付け方次第で印象は大きく変わります。
弊社では、豊富な経験と実績から得た知識を基に、お客様のご要望に沿った最適なプランを提案しています。
サインの設置・交換をご検討の際は、是非一度ご相談ください。